「自己PR」と「長所」の違いについて

よく混同されやすい「自己PR」と「長所」の違いについて説明します。
(もし未読の場合はここだけは押さえたい自己PRの基本も合わせて読まれるとより理解しやすいと思います)

「自己PR」と「長所」の違いについて

  • ・長所は自己PRの材料のひとつにすぎない

  • ・長所を企業目線で言い換えたのが自己PR

自己PRというのは、企業に向けてあなたという人間を売り込むための「売り文句」です。
つまり、企業に「欲しい」と思わせることが目的です。
一方で、長所はあなたの能力や美点全般を指します。
その中には、企業にとっては魅力のない事柄も、もちろん含まれます。
つまり、長所をただ並べるだけでは、自己PRにはなりません。

企業がそのメリットをイメージしやすい長所=自己PR

たとえば、商社を受けようと思ったときに「料理が得意です」とか「どこでも寝られます」といったことをアピールしても、伝わり辛いでしょう。
それらはその人にとっては誇るべき長所なのかもしれませんが、企業にとってはそれがどのように自分たちのメリットになるのかがわかりづらいのです。
ましてや、限られた時間の中で判断する材料とするには、あまりにも心もとない感じがします。

自己PRを書く上で大切なのは、企業がそのメリットをイメージしやすい長所をまとめることです。

何はともあれ企業研究

それぞれの企業が人材にどのような強みを求めているかは、企業研究をしないとわかりません。
それを確かめる上ではもちろん、企業のウェブサイトに書かれているような「求める人材像」は重要です。
しかし、普通は「情熱を高くもって仕事ができる人材」や「コミュニケーション能力に長けた人材」など抽象的な表現で埋められているのがそういった「求める人材像」です。
それをみただけでは、具体的にどういった雰囲気や持ち味が大切なのかは分かりづらいものです。
そういったときに、だからこそOB・OG訪問や会社説明会といった場面でその企業の社員を実際に見る必要があるのです。
同僚とどういう言葉を掛け合っているか?どういう雰囲気を持っている人が多いか?明るくはつらつとエネルギッシュなタイプが多いか?真面目で一本筋の通った知的なタイプが多いか?など、そういった社風を感じることで具体的にその企業がどういう人材を好むのかを知る事ができるでしょう。
(WEBによる企業研究の基本については「HPによる企業研究の方法」、OB・OG訪問の基本については「OB・OG訪問の方法とマナー、お礼状の文例」で解説しています)

どの企業でも求められるのは「行動力」

ただし、どの企業でも必ずといっていいほど求められる資質があります。
それが「行動力」です。
問題を自分で発見して、自分で考え、自分で動き出す事ができるという持ち味は、多かれ少なかれ、実社会では必要になる資質です。
フットワークがあり、自分の力で自分だけの情報を多く得る事ができるからこそ独創性も生まれ、また「仮説」「検証」「反省」のルーチンを数多くこなせる行動力があってこそ、問題解決能力が花開くのです。
それだけに、よほど仕事内容が決まっていて、新しい事業展開が今後まったくないような企業でない限り、雇用する人材が行動力を持っていることは基本と考えられています。

さて、自己PRと長所の違いについては理解していただけたでしょうか?
そのさらに先、様々な長所をもとに自己PRを仕立て上げるやり方については「自己PRに「使える」長所の選び方」で解説していきます。
良ければこちらもご参考ください。

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